スピルバーグが描く漫画"ワンピース" レディ・プレイヤー1を見てきたので感想

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基本、極力ネタバレをしないように気をつけていますが、感想を書くと性質上、話の筋に触れてしまう場合があります。 ネタバレ不愉快な方は閲覧しないようご注意下さい。

シネマシティ1にて日曜日の朝イチAM9:30の上映回。座席の埋まり具合は8〜9割といったところ。

追記 ごめんなさい。3Dメガネをかけずに見た感想です。かけることによって世界観を感じる感想はまた違ったことになると思ってます。

全体を通して

最初からエンジン全開で駆け抜けていく本作。VR内のレースでは、まだ観始めて心の覚悟が出来てない状態で開始してド肝を抜かれた。正直言うと激しくワイプする画面、大音響で少し気分が悪くなったのはここだけの秘密だ(笑)

ただもちろんレースの迫力は劇場ならでは臨場感ですぐにVRの世界に馴染むこととなった。ただし、自分の場合、VRの世界に"入り込む"というよりは、やはりスクリーン上で観覧する観客の視点以上の没頭感はなかったです。

2時間を通しての疾走感は見事の一言。まったく集中力が欠けることなくスクリーンに魅入ることができる。ただ山あり谷ありではなく山の連続なので「どこで盛り上がればいいの?」といった感覚にはなった。

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VR空間が題材

映画の予定を立てる際、妻にVRを舞台にした映画と説明すると「ヘッドギアつけて観るの?」という質問があった。私自身も予備知識なく勧めたので回答に困ったが、本作はVR空間の中で起こるアドベンチャーを題材とした映画である。"サマーウォーズ"のような舞台を想像していただければ分かり易いと思います。また"サマーウォーズ"同様、仮想世界とは別に現実世界でもストーリーは繰り広げられていく。

スピルバーグが描く漫画"ワンピース"だ

本作はVR製作者の遺産、"イースターエッグ"を仮想空間内で探し当てる物語だ。そう、"ワンピース"を連想する話しだ。VR内での冒険は漫画さながらの空間が展開されていた。それは2時間の中でとてつもなく密度が濃い冒険だったように思える。また本作ではスピルバーグは"ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)"を"イースターエッグ"として見事に示し描ききった。漫画ワンピースは果たしてどのように描ききるのか...と上映後の感想して一つ感じた。

孤高の天才を見事に描く

仮想空間オアシスの創始者であるハリデーはステレオタイプの科学者のような天才だ。スクリーン上の彼を見てすぐに脳裏に浮かぶのは、ビルゲイツ、マークザッカーバーグだった。内向的で好きなことに没入するといった典型的な人物だった。彼のオアシスに寄せる気持ちや葛藤も本作の見所の一つであった。また孤高な彼に対する人間関係も少しではあるが触れらていて、ここが私にはウルっときたところだった。スピルバーグ風の映画"ソーシャルネットワーク"といったところか(笑)過去の後悔は誰でもすること。その懺悔と振り返りを巧妙に描いてみせた。そしてその天才を追った主人公のパーシヴァルの心境の変化とその行動でこの映画のメッセージを受け取れた。

ストーリー中盤

現実と仮想のリンク

ストーリーも中盤に差し掛かると見事に現実と仮想世界がリンクして話が進行していく。この絡み悪くはないのだが私としてはもう少し驚きがあるトリックのような絡みが欲しかったとも感じた。仮想世界で進行したことが想像通り現実世界につながっていくと感じだった。例えば、バックトゥザフューチャーの時間軸での出来事のように仮想世界で少し伏線で行ったことが現実世界でこう繋がったなどあれば良かったかなと思った。

キューブリック映画のセット再構築にびっくり

スタンリーキューブリックのある映画(多分、google検索などですぐ出てくると思います)の舞台がCGで再現されています。これにはびっくり、鳥肌がたちました。少しそれに寄せて進行しているシナリオもあり、これにはかなりドキドキ、トキメキました。さすがに画像でよく出てくる有名なあのシーンのオマージュには笑いました(笑)

ラストはお祭り

ラストは賛否両論あるのかなーと思いながら、これはこれでお祭りを楽しもうとワクワクして観るもんだなあと。里見八犬伝のような脱落系の定番はやっぱり大好きです。「俺にかまわず先に行けー」的なの大好きです。日本人だとクスっとくるシナリオギミック多数です。

恋愛要素は蛇足かな。ないほうが良いかなーと思ったり、思わなかったり。

一緒に見に行った妻も意外?と「面白かったー」と。レディ・プレイヤー"1"ということは、2もあるのー?とまた答え辛い質問が。2の可能性についてはwikipediaにてこう書かれていました。

レディ・プレイヤー1 - Wikipedia

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