進撃の巨人25巻感想 同民族の対立は復讐の連鎖へと続くのか


 

 

伏線であった過去の回想もおわり、舞台はいよいよ島からマーレ大陸に移る

エレンとライナーの邂逅はどこか警察の取り調べのような気配を感じる

エレンの心情に変化があったのかライナーとの会話では、あの剥き出しの復讐心は感じられない。話しを読み進めていくとやはりもはや復讐というより、エレン自身もパラディ島で生まれ育ったエルディア人の誇り、そして自分の人間性と認めているようだ。パラディ島での至極個人の復讐劇だったストーリーはエルディア人対巨人、いよいよマーレ大陸でエルディア人同士の対立に様変わりしてきた。 

しかしながら、復讐の暴力は止まらない。復讐は復讐しか生まない。エレンは破滅の道へと進むのか?何故か闇金ウシジマくんを思い出した。あの漫画もきっと主人公は破滅するのだろう。

ガビはきっとあの時のエレンと同じように憎むべきを憎み、復讐に燃えるだろう。復讐の連鎖は続いていくようだ。本作はパラディ島の戦士だけではなく、マーレ大陸のエルディア人もきっちり描いているので、両者の事情を知る読者は、両者に感情移入できてしまう。

調査兵団とマーレ軍との戦闘は見応えがあった。ここでミカサか!と驚き、続きリヴァイまで登場する。

成長したミカサは大人びていたが、変わらず冷静で抜群の存在感を放っていた。