読み始めました。
本編はある家具屋の販売サイトの再建を軸に進んでいきます。495ページの分厚い本ですが、対話形式での進行が作中の大半の為、非常に読みやすくスラスラ読み進めていけます。対話分も飽きがこないように"ぶっ飛んだ"内容で工夫されていてとても楽しいです。
EPISODE01 夜明けのペナルティ解除
対話形式の本編はWEBでも無料で公開されているので以下から読むことができる www.cpi.ad.jp 解説編ではSEOための基本となるテクニック(コンテンツのマナーも含む)やネガティブリンクへの対応が説明される。
google search consoleの扱い
googleにインデックスさせるにはgoogle search consoleを使用すると良い。また、インデックスされたページの確認や検索クエリの結果の確認などが行える。
ウェブマスター向けガイドライン
ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) - Search Console ヘルプ
コンテンツとしてわかりやすい文書構造にすること。やっぱり一番は検索エンジンの為のページではなくユーザの利便性が一番ですよね。
ネガティヴリンクへの対応
例えば、競合業者などが悪意のある被リンクで外部から邪魔をしてくる場合など、ページランクに悪い影響を及ぼす場合がある。google search consoleを使用して、ネガティヴリンクへのペナルティ解除の申請方法の紹介。
EPISODE02 偽りと本質のWebデザイン
www.cpi.ad.jp ここでは先ずサイトの外見より、そのサイトの目的とそれをどうすれば表現できるかを重点に置いて解説されている。本書の家具販売サイトの場合、"どんな人がどういう思いで家具を作っているか"を消費者に対して"どう伝える"、"購入した人はどんな感想なのか"といったことを解説している。
本質は言葉
お洒落な見た目のサイトももちろんいいが、本質を伝えるには言葉が良い。言葉とはユーザとコミュニケーション を取るのにデザインより非常に優秀なツールだ。
そもそも論で考える
そもそもこの○○は必要か。この○○はわかり易いか。本来の目的を意識して考える。
EPISODE03 Webライティングは二度輝く
これはEPISODE02の延長かな。ユーザに伝わりやすいライティングとしてセールスレター形式を紹介している。1対1での会話のように、ユーザが「自分」に対して語りかけているかのような見せ方の手法だ。
人は論理で納得し、"感情"で動く
開発時の苦労話しや、小さい会社ですが1つ1つ心を込めて作っています。など心に訴えるようなものも効果的だ。
人は"客観的な情報"を信頼しやすい
Amazonや食べログのレビューがまさしくそれ。お客様の声を掲載するのは効果的な手段である。
文書やレイアウトの構成について
ヘッドコピー、ボディコピー、クロージングコピー、追伸の有効性、強調文字の利用について等の解説。文字の配色は信号機を意識すれば良い。など。
EPISODE03 までの感想
冒頭にも書きましたが、会話形式の文書なのでスラスラ読めていきます。内容は"やり過ぎ"ですが、それは狙ってやってるので普通に楽しめます。WEBで公開されているままなので、合う合わないはすぐに判断できるかと。
解説編は、
- EPISODE02 例えばの例を箇条書きに書き出してくれており、本書でいう"目的"を意識しやすかった
- EPISODE03では具体的な例を上げ、実際にどういった言葉が伝わりやすいかのイメージを持つことができた
といった感想です。
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