こちらの本もKindle unlimitedで読み放題で読めます。
日本語での書籍は比較的新しい表題の「Elasticsearch実践ガイド」とASCIIから出版されている「高速スケーラブル検索エンジン ElasticSearch Server」の2冊が有名。
但し、「高速スケーラブル検索エンジン ElasticSearch Server」は2014年当時のかなりバージョンの古いElasticsearchに対しての解説なので、今からElasticsearchを学ぶのであれば、「Elasticsearch実践ガイド」一択だと思う。
ちなみに僕は2冊とも持っている笑
尚、「Elasticsearch実践ガイド」はバージョン6、現在のElasticsearchはバージョン7なので、type周りの使用は書籍通りではエラーとなることがある。
書籍通りに進めていくには、Dockerからバージョン6のコンテナを使用するなどの方法で学習することもできる。
本書ではElasticsearchの概念から始まって、検索の操作、文脈解析、集約、クラスタの運用、再インデックスまで網羅的に取り扱っており、最初の一冊にはぴったりだと思いました。
良かった点
- 比較的新しいバージョン、特に5系 -> 6系でtype周りが大幅に変更されたので、そちらに対応したバージョンについて学ぶことができる。
- Analyzerについて日本語plugin、kuromojiについても詳しく丁寧に解説されている。
- Analyzerの項でElasticsearchのエレガントな検索が十分伝わりました(^_^)
- 実際の運用、ノードの追加、障害時のリストア、再インデックスとインデックスエイリアス等についても詳しい解説あり。
- 個人的にRDBとElasticsearchを併用して、RDBでしんどいシーケンシャルスキャンなんかはガンガンElasticsearchに逃したいと思ったり。
RDBと並行してElasticsearch立てて、RDBが疲弊するシーケンシャルスキャンの検索はElasticsearchに投げるっての楽だねえ。
— Fumiya Ichikawa (@LET__IT__RIDE) July 1, 2020
イマイチな点
- 明らかにおかしい誤植がいくつかある。
- 書籍記載のクエリを試すには結構手間。特にAggregateなどはデータの登録なんか結構しんどい。
Elasticsearch7.6.2 + kuromojiのDockerサンプルを以下においています。docker-compose up -d
ですぐに試せるはずです。残念ながら、Elasticsearch7.6では、kuromoji-ipadic-neologd
の最新辞書が入らないようです...
GitHub - letitride/My-Elasticsearch-Document