書籍:データ収集からWebアプリ開発まで 実践で学ぶ機械学習活用ガイド 感想

個人開発したアプリの宣伝
目的地が設定できる手帳のような使い心地のTODOアプリを公開しています。
Todo with Location

Todo with Location

  • Yoshiko Ichikawa
  • Productivity
  • Free

スポンサードリンク

機械学習はUdemyのキカガクの講座を購入したり、オライリーのPythonではじめる機械学習でscikit-learnを触ってたりで軽く遊んでた程度。

機械学習したpredictしたものをどうアプリケーションと連携するか?が興味あって購入した。

購入して気がついたんだけど、本書もキカガクの方が執筆した本でした笑

中盤まではPythonの使い方なんかの説明で飛ばして読んだ。DockerでDBやjupyterの構築なんかも触れているので、結構簡単に試せたりすると思う。

また、Azureの画像認識やテキスト解析なんかも扱う。


良かった点
  • 機械学習だけではなく機械学習と連携したアプリケーション構築を学べる。機械学習だけの書籍は書店のコーナーに沢山あるんだけど、こういった機械学習を活用したアプリケーションを作成しましょうといった書籍はあまりないような気がする。
  • よくあるLinear Regressionでお試しに予測してみました。的なのではなく、画像認識やテキスト解析を題材にしていたのが良かったと思う。
  • 途中マスタデータの投入なんかで大量のデータ登録の写経が必要になるんだけど、サポートサイトからコマンドをダウンロード出来たのでそれほど苦痛ではなかった。


イマイチな点
  • うーん。Azureで画像認識を利用したのはどうなんだろう。確かに便利だし、クラウドの利用方法は勉強になったんだけど、学習するのにクレジットカードの登録が必要になるってのは敷居が高いような気がする。
    • 例えばscikit-learnの予測結果をどう取得してアプリに反映するんだろう。といったことに触れていればもっと良かったと感じた。
    • 一応、画像認識は試したが、Azureのキーの確認方法に変更があったみたいで動作させるのに少々苦労した。
    • なのでHerokuへのデプロイはすでに経験があったのでここはスキップした。
  • 同様にchapter7に至っては、目を通したのみでコード自体は書いて試してない。
    • 題材はインスタグラムの認可を取って、ハッシュタッグのポジネガを判定する。といった面白い題材だっただけに残念。


どちらかというと機械学習を利用したアプリケーション構築を試してみたい。といった用途向け。がっつりAIを勉強するといった目的だと別の書籍を選んだほうが無難かな。

実際にアプリケーションが構築できるのでとっかかりには楽しみながら学習できる良い一冊だと思う。