Playframeworkについての入門書は以外とあまり出てなくて、日本語で書かれた出版社から出版された書籍は多分この2冊になると思う。
しかしながら、徹底入門の方は2013年末出版のPlayのバージョンが低い & Javaベースで書かれた本なので、新しいバージョンに対応し、Scalaベースでの利用にも対応した本書を購入した。
ちなみに両書とも著者は一緒みたい。
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良かった点
- 冒頭でも述べた通り、Playframeworkを扱ってる書籍は以外と少ないので、新しいバージョンのPlayに入門可能となる一冊。
- Scala / Java 両方での利用方法について丁寧に述べられている。
- Cookie、Session、DBのCRUD操作、バリデート操作、Slickのリレーションについて学べる。
- ScalaでのDB操作を、JDBC -> Anorm -> Slickと順に紹介し、各ライブラリで手の届かなかったところを解決する手段として紹介されているので頭に入ってきやすい。
イマイチな点
- 全体的に薄味。Scala / Java両方に対応している為、Scalaのみで学びたいといった人にとっては、ボリューム不足は否めない。
- DBに対してのページ数が異様に多く、それを他の機能制作、例えばModuleであったり、認証filterであったりを紹介したほうが学びがあったと思う。
- テストについては全く触れていない。
- 同著者が以前に出版したPlayの本はその辺りボリュームがあったので、以前出版した
徹底入門 Javaではじめる〜
を現代のバージョン、Scalaに合わせたもののほうが質は高いと思う。ちなみに僕は両書とも持っている。
基本的に新しいフレームワークを学ぶ時は
- 認証と権限チェック
- ソーシャルログイン
- DB操作とトランザクション
- バリデーションとカスタムエラー表示
- テストの作成
あたりを学べると、ある程度使いこなせる自信となるので、この辺りを網羅的に扱う入門書が嬉しいな。と思っている。
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